医療法人防治会 いずみの病院

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診療科・部門

甲状腺外来

甲状腺ホルモンが過剰になると、年中暑がる、疲れやすい、動悸がする、 などの症状が現れ更年期障害と間違われることもあります。 逆に不足すると、体の動きや受け答えがゆっくりになる、無気力、もの忘れ、いつも眠い、 などの症状が出るため、うつ病とも間違われることがあります。 気になる方はお気軽に受診ください。

診療変更

  • 5/25(土)午前休診:長田 代診:なし

外来診察担当表

 
午前 長田 長田 長田 長田(4週)
午後

医師紹介

長田裕典

副院長
外科部長
手術部長
乳腺外来担当医
甲状腺外来担当医

長田 裕典

(ながた ゆうすけ)

資格

日本外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本内視鏡外科学会技術認定指導医/日本消化器がん検診学会認認定医・指導医/日本乳癌学会認定医/日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医/身体障害者指定医/医学博士

いろんなことをしています

乳腺、甲状腺の診察、検診、手術。消化器系(胃、腸、胆石、腸閉塞、盲腸、鼠径ヘルニアなど)のがんや炎症の手術、ならびに抗がん剤治療。 血管内へのカテーテル留置術や胸腔、腹腔へのチューブ留置術、 さらに外傷の処置や皮膚の炎症や腫瘍の切開摘出など。 かかりつけ病院の外科医として今までに習得した専門知識と 新しい技術を取り入れながら幅広い疾患に対しての診療をしています。 分かりやすい病状や治療法の説明に心掛けています。

甲状腺の働き

甲状腺はのどぼとけの下に、蝶が羽を広げて気管を抱きこむようにくっついています。 正常な甲状腺は、重さが15gくらいの小さなもので、軟らかく、外からは触ってもわかりません。

食物中のヨードから2種類の甲状腺ホルモンを作り出し、血液の中に分泌する働きをしています。 この甲状腺ホルモンは、身体の成長や新陳代謝を調節するのに大変重要なホルモンで、 食べた物が栄養素として体内で利用されるための働きをします。

甲状腺の病気

身体の新陳代謝に必要な甲状腺ホルモンの分泌が過剰または不足するといった甲状腺の機能自体の病気と、 甲状腺内に腫瘍ができる病気があります。 この腫瘍の多くは、甲状腺機能には直接影響しないので、体調や精神状態に大きな変化がでることはありません。 しかしこの腫瘍には良性と悪性があり、放っておく訳にはいきません。

甲状腺ホルモンが過剰になると、年中暑がる、汗が多い、だるくなる、疲れやすい、動悸がする、手が震える、 よく食べるのにやせる、などの症状が現れ、更年期障害と間違われることもあります。

逆に、甲状腺ホルモンが不足すると、体の動きが鈍くなって、無気力、もの忘れ、いつも眠い、 受け答えがゆっくりになるなどの症状がでるため、怠け者やうつ病と間違われる事もあります。 その他にも、冷え、皮膚の乾燥、顔や手がむくむ、便秘、あまり食べないのに太る、髪の毛が抜ける、 生理が多いなどの症状がでます。

検査

だいたいの場合、超音波検査と血液検査で診断をすることが出来ます。 ごくまれにCTやMRI を使うこともあります。 また腫瘍ができている場合は、悪性でないかを調べるために、穿刺吸引細胞診という検査を行ない、 手術が必要かどうかの判断を行ないます。

治療法

甲状腺ホルモンのバランスに異常をきたし、分泌が過剰な場合には、ホルモンが過剰につくられないように、 抗甲状腺剤という薬を内服します。 薬が副作用その他で長期継続できない人には、手術治療も適応となります。 逆に分泌が不足している場合には、甲状腺ホルモン剤を服用して不足しているホルモンを補充します。 悪性腫瘍の場合には、手術が必要ですが、1週間以内の入院治療で可能となっています。

外科 長田裕典