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かみかみ百歳体操 その効果と解説

2014/08/01 7階多目的ホール 第43回脳と神経の勉強会

かみかみ百歳体操とは

口の老化のサインをチェック

口の老化のサインをチェック

高知市保健所による介護予防の取り組みとして、平成14年に「いきいき百歳体操」が開発され、 その後17年に誕生したのが「かみかみ百歳体操」です。

食べる力や飲み込む力をつけるための体操で、首や肩の運動、口・頬・舌のストレッチ、口のまわりの筋肉の運動、 発声運動など、誰でもできる簡単な運動で構成されています。

介護予防の効果が確認され、今や体操は全国に広がっています。

体操による効果

病気や加齢による老化が原因で口唇・舌・顎・喉などの筋力が低下すると、食べたり飲んだり話したりする力が弱まり、 誤嚥(食べ物などが誤って気管に入ってしまう状態)をしたり、ひいては栄養不良につながります。

体操をすることで、口まわりの筋肉が鍛えられ、飲み込む力が強くなります。 また、唾液の量が増え、いびきや口臭の予防となります。 さらに、表情筋が刺激され、しわやたるみを防ぎます。 体操を行う際は、ただ動かすのではなく、使う筋肉を意識しながら行うとより効果的です。

いつまでもおいしく食事をいただき、会話を楽しみ、若々しい表情を保つなどアンチ・エイジング効果の高い体操となっています。

継続した訓練が大切です

「かみかみ百歳体操」は言語聴覚士が行う訓練によく似ています。 患者さんに自主訓練としておすすめすることもありますが、 老若男女すべての方にうれしい効果が期待できますので、日常的に行ってもらいたい体操です。

高知市では各地の会場で「いきいき・かみかみ百歳体操」を実施しています(詳細は下記へお問い合わせを)。 また、インターネットで検索すれば、動画を見ることもできますので利用してみてくださいね。

「いきいき・かみかみ百歳体操」に関するお問い合わせ
高知市健康福祉部 高齢者支援課 介護予防支援係 088-823-4014

リハビリテーション部・言語聴覚士 公文 由美

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