ホーム診療科・部門緩和ケア外来緩和ケア病棟 緩和ケア病棟 談話コーナー 庭園 緩和ケアとは がんによる痛みや不快な症状を和らげ、患者さんとそのご家族が、 その人らしく心穏やかに毎日過ごしていただけるようにお手伝いする医療です。 緩和ケア病棟 緩和ケア病棟は、厚生労働省が定めた設置基準に従って承認されます。 『日本ホスピス緩和ケア協会』に加盟している承認施設は、全国で336施設で6943床(2017年11月20日現在)です。 高知県には7施設あります。 入院の対象となる方 がん・白血病などの悪性疾患の方で、医師より積極的な治療を行っても治癒する段階ではないと診断されている方 がんに伴う身体的・精神的・社会的苦痛があり、ご本人やご家族が症状緩和のための入院を望まれている方 入院費用について 厚生労働省認定の「緩和ケア入院料」という定額制になり、健康保険が適応されます。 医療費が一定額を超えた場合、高額療養費限度額制度により負担金は限度額までとなります(手続きが必要です)。 入院までの手続 緩和ケア病棟への入院を希望される場合は、緩和ケア担当者までご相談下さい。 緩和ケア外来の予約をお取りします。 緩和ケア病棟での治療・ケアについて がんに対する直接的な治療(抗がん剤治療・放射線治療・手術・輸血など)、身体の負担になるような処置や検査、 延命のための装置や蘇生術などは基本的に行いません。 しかし、痛みや吐き気、息苦しさ、だるさ、不眠、不安などの苦痛を伴う症状に対しては、積極的に症状を緩和するように努めます。 緩和ケア病棟スタッフは、患者さんとご家族が快適に過ごしていただけるようサポートいたします。 入院中に苦痛などが軽くなり症状が安定すれば、外出や外泊・退院も可能です。 治療方針などは、医療チームが充分説明させていただき、そのうえで患者さんやご家族の希望や自己決定を尊重します。 緩和ケア病棟の病室と設備 当院の緩和ケア病棟は、すべて個室です。 自宅で療養されておられるのと同じように、患者さんのプライバシーを守り気兼ねなくご家族と過ごせるよう配慮しています。 基本的に付き添いは必要ありませんが、患者さんご家族の希望を尊重し付き添いや面会時間などの制限はしておりません。 病室は、12床で有料個室6床 無料個室6床です。 テレビ・キャビネット・トイレ・シャワー・ミニキッチン・クローゼットは全室設置しています。 有料の病室は、冷蔵庫・ポット・収納ボックスなど機能面で若干の差があります。 ※入院の際、満室のため無料個室へのご案内が難しい場合があります。 ご希望の際は、順番で無料個室へご案内させていただいております。 ご負担をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。 病室種別 室数 病床数 うち差額病室 個 室 12 12 \5,500 6室 緩和ケア病棟での生活について ベランダでは、四季折々のお花が患者さんやご家族の心を癒やします。 また、患者さんやご家族にお手伝いいただき、季節ごとの野菜や果物を実らせ、食卓に添えることもあります。 春にはお花見、夏には花火、秋にはお月見・・・と季節の移り変わりを感じていただき、 患者さんのお誕生日にはスタッフ・ご家族とともにお祝いさせていただきます。 病院の食事については、病状やご要望にできる限りお応えします。 ミニキッチンでは、お好きなものを調理していただくことも可能です。 病室内では、適度の飲酒も可能です。 お風呂は状態に応じて寝たまま入浴していただけます。 家族同様に可愛がっていらっしゃるペットのお見舞いも可能です(事前に届け出が必要)。 病状の理解について 告知されていない患者さんでもケアを受けることができます。 ただ、ご本人が病名と症状を自覚されないままでは、 ご本人とご家族・医療者との信頼関係への影響や治療・ケアへの支障をきたす可能性もあります。 スタッフがどれだけ配慮したとしても、病棟内には至るところに“緩和ケア病棟”の表示があります。 患者さん同士の会話や面会の方との会話からご自分がどのような状況にあるのか、おのずとわかってしまうこともあります。 患者さんと向き合い、お知りになりたい真実はきちんとお伝えし、その後をご家族と医療チームで支えていくことが 大切だと考えています。 緩和ケア病棟 ケアの5つのポイント 人が生きることを尊重し、誰にも例外なく訪れる『死への過程』に敬意を払う 死を早めることも死を遅らせることもしない 痛みやその他の不快な症状を緩和する 精神的・社会的な援助を行い、患者に死が訪れるまで、生きていることに意味を見いだせるようなケアを行う 家族が困難を抱えてそれに対処しようとするとき、患者の療養中から死別した後まで家族を支える 専門外来 糖尿病 緩和ケア 乳腺 甲状腺 パーキンソン病 もの忘れ 下肢静脈瘤・足の血流 禁煙