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認知症ケア技法「ユマニチュード」について

2019/08/02 7階多目的ホール 第103回脳と神経の勉強会

第103回脳と神経の勉強会のようす

『ユマニチュード』とは認知症の症状などの影響で、コミュニケ―ションがうまく取れず、攻撃的になったり、スムーズなケアが行えないなどの問題に有効とされている介護方法。フランス語で「人間らしさ」を意味し、ケアをする側も受ける側も、お互いを尊重し、絆を大切にしながら行うことが特徴です。知覚・感情・言語の包括的なコミュニケーションに基づいて、相手の持っている能力をより良い方向へ導くことが目標です。

 ユマニチュードを取り入れたことで、コミュニケーションが円滑に取れるようになり、「ありがとう」と言ってくれたり、自ら歩けるようになったりと、機能や心身の回復へ導きます。ケアをする側もスムーズに介護を行えるため、時間の短縮に繋がり、負担やストレスが軽減されます。双方ともに効果が期待できる注目のケア技法です。


認知症ケア技法「ユマニチュード」について

リハビリテーション部 作業療法士 槇山 佳保里

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