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脳卒中のお薬

2018/11/02 7階多目的ホール 第94回脳と神経の勉強会

第94回脳と神経の勉強会のようす

脳卒中には、血管が詰まっておこる脳梗塞と、血管が破れておこる脳出血があります。脳梗塞はさらに、脳の血管が狭くなって詰まる脳血栓症と、心臓など他の場所でできた血栓が血流にのって脳の血管で詰まる脳塞栓に分けられます。それぞれ治療が異なりますので、どのような状態かを正しく見極めることが大切です。

脳梗塞の場合、発症後4時間30分以内であれば、血栓を溶かす薬剤を静脈注射することで劇的な改善が期待できる場合があります。疑わしい症状がみられたら、すぐに救急車を呼んでください。急性期には手術、薬物療法などを行います。

回復期〜慢性期にも治療を継続。退院後は主に再発防止のための薬物療法、発症リスクを下げるため血圧・脂質・血糖の管理を行います。

脳卒中発症時の対応

脳神経外科部長・脳ドック担当医 古庵 葉子

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