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脳卒中のお薬

2017/07/07 7階多目的ホール 第78回脳と神経の勉強会

第78回脳と神経の勉強会のようす

脳卒中には、血管が詰まっておこる脳梗塞と血管が破れておこる脳出血があります。 脳梗塞はさらに、脳の血管が狭くなって詰まる脳血栓症と心臓など他の場所でできた血栓が脳に飛んで詰まる脳塞栓に分かれます。

脳卒中の治療は、時間との勝負です。

脳梗塞の場合、発症後4時間30分以内であれば、血栓を溶かす薬剤を静脈注射することで劇的に改善できることがあります。 脳梗塞を疑う症状が出れば、躊躇せず救急車を呼んでください。 急性期には薬物治療や手術などを行い、後遺症を軽減するため早期からリハビリに取り組みます。

回復期〜慢性期も薬物治療、リハビリを継続。 退院後は主に再発防止のための治療が主となり、薬物治療、動脈硬化や脳梗塞発症のリスクを下げるため血圧、脂質や血糖の管理を行います。

脳卒中の分類と病期による治療の目的

脳卒中の分類と病期による治療の目的


脳神経外科 古庵 葉子

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