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認知症に伴う行動異常とその対応

2016/10/07 7階多目的ホール 第69回脳と神経の勉強会

第69回脳と神経の勉強会のようす

患者さんに歩み寄り、みんなで協力

認知症とは、脳の病気や変性などが原因でさまざまな機能が持続的に低下し、日常生活に支障を来たす状態のこと。 症状には、記憶障害、見当識障害、理解力の低下など(中核症状)があります。 これら中核症状により現実を正しく理解できなくなると、妄想や徘徊など行動上の問題が起こってきます。

腹痛の人に「どうしてお腹が痛いの?」とは言いませんね。 認知症の人に「どうして覚えられないの?」と言っても、それは病気のせい。 責めるとさらに悪化させてしまいます。


認知症に伴う行動異常とその対応

認知症の人は周囲に合わせられません。周囲が患者さんの気持ちを理解し寄り添いましょう。 介護は一人で抱え込まず周囲で協力しましょう。 余裕をもって接せられるよう、リフレッシュのための時間をとることも忘れないでください。


脳神経外科 楠木 司

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