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音楽の可能性 音楽は脳にいい?

2015/04/03 7階多目的ホール 第51回脳と神経の勉強会

音楽は脳にいい!

第51回脳と神経の勉強会のようす

音楽は、メロディやリズム、ハーモニー、音色、強弱、高低などの「音」がたくさん集まってできています。 音は音波となって耳から脳へ伝わり、さまざまな感覚を刺激します。 メロディを聴いて歌詞を思い出す、音程やリズムを認識して歌う、楽譜を見て演奏するなど音楽を楽しむことで、 同時にいくつもの脳・神経の機能が働くのです。


脳・神経を刺激する音楽の働き

脳・神経を刺激する音楽の働き


音楽とリハビリ

音楽療法士は、これら音楽のもつ働きを用いて、心身障害の回復、機能の維持・改善、生活の質向上、行動の変容に向けて、 患者さんの状態に合わせて計画し音楽療法を行います。

運動機能と音楽

メロディやリズムに合わせて身体を動かす、演奏するなど楽しみながら行うことで、 苦痛の軽減、筋肉を刺激することにより運動機能の向上が期待できます。

意識障害と音楽

聴く、触るなどの感覚を刺激することで、心身がリラックスし、痛みを緩和。 生活や治療への意欲向上が期待できます。

言語障害と音楽

メロディやリズムに合わせて息や声を出すことで、呼吸、声の質や大きさをコントロールし、 正常な発声のための機能の維持・向上が期待できます。


リハビリテーション部・音楽療法士 高橋 加奈

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