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脳卒中と寒さ対策 温度のバリアフリー化をめざして

2013/12/06 7階多目的ホール 第35回脳と神経の勉強会

脳血管疾患は迅速対応が最優先

脳梗塞は、脳の血管に血栓が詰まり、脳細胞に血液が届かなくなることで発症します。 体の左右どちらかのしびれやまひ、ろれつがまわらない、言葉がでないなどの症状が突然現れ、 数分から数時間で急速に進むのが特徴です。 血液が届かなくなった脳細胞は壊死し、その機能を回復させることは困難で、手足のまひや言語障害など後遺症が残ることもあります。 「脳梗塞かも?」と思ったら直ちに救急車を呼び、脳神経外科専門医の診断を受けてください。

脳梗塞の最大の危険因子は高血圧

血圧の急上昇が脳梗塞発症の引き金になります。 脳梗塞の発症件数は、高齢になるほど多く、また11月から3月の寒い季節に多く発症しています。 冬場に発症件数が多いのは、暖かい部屋から寒い部屋に移動することによって、 その気温差から血圧が急に上昇し、血管に大きな圧力がかかって負担が増すためです。

急激な血圧変化を引き起こす、急激な温度変化を防止する

れらのことから、高齢者がいるご家庭では、各部屋の温度差をできるだけ減らすことが望ましいと考えられます。 暖房器具の使用や着衣の工夫で、体を急な温度変化にさらさないよう心がけましょう。

急激な血圧変化を引き起こす、急激な温度変化を防止する

脳神経外科

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