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摂食・嚥下障害

摂食・嚥下障害とは

摂食・嚥下障害とは

摂食・嚥下障害とは、食物を口に入れてから噛んで飲み込むまでの通り道に障害があり、通過しにくい状態を言います。 脳卒中患者の37〜38%に見られます。

摂食・嚥下障害のある方が最も起こしやすい合併症は誤嚥性肺炎で、 摂食・嚥下障害がない方に比べてリスクは3倍、誤嚥が見つかるとそのリスクは20倍になると言われています。 横になった状態が長期にわたると呼吸筋の筋力低下や胸郭の可動域制限により、 肺活量や最大換気量の減少、咳嗽力の低下が生じます。 さらに、あお向けの状態が続くと、重力の影響を受けて気道内の分泌物も背側に溜まりやすい状態となるため、 誤嚥性肺炎のリスクが高まるのです。

また、摂食・嚥下障害は水分と栄養の摂取量低下と直接的に関連し、 誤嚥性肺炎や窒息という合併症以外に脱水や低栄養、認知機能の低下、免疫力の低下などを引き起こします。 その他には、患者の食べる楽しみの喪失につながります。

こんなサイン、見逃さないで!

普通に食べられていると思っていても問題は始まっているかもしれません。 思いあたる症状がないか下リストでチェックしてみましょう。 該当するものがあれば、たとえ嚥下障害が原因でなくても、何らかの異常が生じている可能性があります。 原因は何か、医療機関で詳しい評価を受けましょう。

こんな症状はありませんか?

摂食・嚥下障害看護認定看護師

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