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遠隔診療への取り組み

遠隔診療とは
当院の患者さんは、高知市を中心に県内、四国内、その他全国から来院されています。 遠ければ遠いほど、来院にかかる時間、費用や体力など、患者さん・ご家族の負担は大きいでしょう。
最近普及が進んでいる、遠隔診療。 離れた場所にいる患者さんをインターネットなどの通信技術でつないで行う診療です。 これまで対面診療を原則とした医師法により禁じられていましたが、 近年、慢性疾患患者さんの一部で規制が緩和され、再診に限り医療として認められています。 今後さらに緩和が進むと考えられ、その広がりが期待されています。

脳神経センター長・清家による遠隔診療のようす。この日
は、愛媛県にお住まいのパーキンソン病患者さんの術後の
経過を確認させていただきました。口調、表情や顔色、動
作などを対面診療と同様に診ることができます。

いずみの病院での
遠隔診療への取り組み
当院でも、脳神経センター長・清家による遠隔診療への取り組みが始まっています。 現在は、難病の一つであるパーキンソン病の患者さんに限定。 専門医が少なく、遠い病院への通院を余儀なくされる患者さんの負担を軽減するのが目的です。
利用いただけるのは、清家が必要と認める方で、 当院の遠隔診療で利用する「高齢者みまもりタブレットサービス」(下記参照)を契約・利用できる方。 また、触れることはできませんので、触診や検査の必要がない再診に限られます。
さまざまな制約はありますが、通院にかかる負担を抑え、すぐに専門医の意見を聞くことができる遠隔診療は、 患者さんにとって非常に有益な受診手段です。 住み慣れた場所でいつまでも安心して暮らせるために、当院ができることを追求し、挑戦し続けてまいります。
高齢者みまもりタブレット
日本郵政・日本IBM・Appleが協力して行うサービス。 郵便局員の訪問による安否確認、貸与されたタブレット端末(iPad)を使ったテレビ電話機能などで、離れた家族の安心をつなぎます。