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当院では2006年3月より睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行っています。
日中眠気の強い方、いびきをかく方・周囲から指摘される方、熟睡感を得られない方、 検査してみることをお薦めします。
読んで字のごとく”睡眠時”に”無呼吸”になり、大きないびきを繰り返す病気です。
この無呼吸が原因で死に至ることはありませんが、 無呼吸による身体への負担から、睡眠時無呼吸症候群ではない方に比べて 高血圧や不整脈、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こしやすいといわれています。
また、日中の眠気や倦怠感から交通事故や労働災害などの発生率が高くなるという報告もあります。
健康だと思われている方の中にも数多く潜在していると思われますが、 睡眠中であるため自分では気づきにくい、いびきで医者に掛かるなんて恥ずかしいなどという理由で、 まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状です。
以下の8項目でチェックしてみましょう。
合計が11点以上だと睡眠時無呼吸症候群の疑いが強いと思われます。
1 座って読書しているとき
2 テレビを見ているとき
3 人がたくさんいる場所で座って何もしていないとき 例)会議中や映画を見ているときなど
4 車に乗せてもらっているとき(1時間くらい)
5 午後横になって休憩しているとき
6 座って誰かと話しているとき
7 昼食後静かに座っているとき
8 運転中、渋滞や信号待ちでとまっているとき
まずは医師による問診を行います。
その後、簡易型によるスクリーニング検査を行います。
この検査は睡眠時の鼻口フロー、気管音、体位、胸部呼吸、酸素飽和度(SPO2)を記録・解析し、
症状の有無や程度を割り出します。
小型軽量の検査機器ですので、患者さんがご自宅に持ち帰りご自身で装着することが可能です。
検査機器は翌日病院に返却していただきます。
病院に泊る必要はありません。
症状の程度を表す数値に無呼吸低呼吸指数というものがあり、この数値によりその後の対処が異なります。
数値が基準値を超える場合は、肥満・過度の飲酒・喫煙など生活習慣の改善や CPAP療法(在宅持続的陽圧呼吸療法)および必要な場合には専門医療機関の受診勧告を実施します。
基準の範囲内である場合には、さらに確認のため精密な検査が必要となることもあります。 この場合は、1泊入院していただき終夜睡眠ポリグラフィ検査を行ないます。
(内科 吉井和也)