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放射線部

検査機器紹介

MRI

いずみの病院 放射線部 3.0テスラMRI

MRI検査で分かること

【 検査で分かること 】

頭部髄膜腫、乳がん
胆のう、胆管
脊椎椎間板ヘルニア
子宮筋腫
膝前十字靱帯断裂 など

MRI は強い磁場と電波を使い、体内の各組織の状態を検査する装置です。
体を傷つけることなく、あらゆる角度の断面や数種類の性質の画像が得られるため、画像診断に重要な検査となってきました。 MRI はCTと違って骨や空気による画像への悪影響が全く無いため、脳や脊髄などの診断に適しています。

主な特徴
・早期の脳梗塞(発症後2−3時間)の発見が可能です
・造影剤を使わなくても主な血管の画像が簡単に得られます
・患者さまに負担なく、脳血管や膵管・胆管系の画像が得られます

当院では磁場強度の異なる3.0テスラと1.5テスラのMRI撮影機器2台が稼働しています。


3.0テスラMRI

当院では最新鋭の3.0テスラMRI(磁場強度が1.0テスラMRIの3倍、1.5テスラMRIの2倍)を導入し、 今までよりも高精細な画像を得られるのが特徴です。 そのため、細かい病変・血管の描出に優れ今まで以上に早期発見・診断に役立ちます。

主な特徴
・脳などの微細血管の描出性能が向上し、動脈瘤など血管病変が鮮明
・高精細な断面像で細かい病変の発見能が向上
・神経路や脳血流状態を造影剤なしで描出
注意点
3.0テスラMRIは磁場強度が高いため、金属に対しより敏感となり、 そのため、体内金属、機器(心臓ペースメーカ、人工内耳、神経刺激装置 磁性体金属など)の挿入者は 検査が受けられない場合があります。
また、装着類では、化粧、下着等には今まで以上に慎重な対応となります。
導入の効果
各診療科の診療にどのような効果をもたらしているのか、 各科医師が検証します。

1.5テスラMRI
1.5テスラMRI

当院ではGE社製1.5テスラMRIを導入し、3.0テスラMRIと2台体制で検査を行っています。

3.0テスラMRIで検査が受けられない方、部位・疾患で1.5テスラMRIが有効な場合など、 MRI検査の幅が一層広がると期待しています。


MRI検査って怖くないの?
MRI検査って怖くないの?

患者さんに異常がないか、スタッ
フは絶えず注意を払っています。
検査中に気分が悪くなったら、
すぐにお知らせください。

MRI検査は放射線を使わず強力な磁石の力を使って体内の情報を画像化します。 ですので、放射線による被曝はありません。 1回の検査でさまざまな種類の画像を撮影しています。 撮影時間は、撮影する画像の種類によって1種類あたり40秒〜10分ほどと異なります。 人によっては、撮影中の音や装置内の狭さを苦痛に感じる方がいらっしゃるかもしれません。 その際は遠慮なくお申し付けください。

当院は3.0T、1.5Tの2台体制でMRI検査を行っています。 T(テスラ)とは磁石の引きつける強さで、3.0Tは1.5Tと比べて2倍の強さがあり、より鮮明な画像化が可能です。

患者さんの症状に合わせた医師からの処方をもとに撮影を行っております。 安心して検査をお受けください。

MRI検査でヤケドの危険があるって本当?
MRI検査でヤケドの危険があるって本当?

カイロや機能性肌着などは、
検査前の問診で確認して必
要であれば外していただき
ます。ご協力ください。

MRI検査は、強い磁場とRF波という高周波の電磁波を使って画像を得る検査です。 その強い磁場とRF波に反応し、熱をもってしまうものがあります。 それは、使い捨てカイロ、ヒートテックなどの機能性肌着、遠赤外線肌着などです。 これらを着けたままMRI検査を行うと、体が熱を感じる、ヤケドする可能性があるのです。

冬はこれらの防寒具を身につけて来院される方が多いと思いますが、検査前に外せばヤケドの心配はありません。 検査前の問診で確認させていただきますので、ご安心ください。

当院には、地場強度の異なる2台のMRI撮影装置があります。 機能性肌着は、磁場の強い3.0テスラMRIでは脱いでいただく必要がありますが、 1.5テスラMRIでは着たまま検査を受けていただくことができます。

胸部コイル
胸部コイル

胸部コイル
MRI装置で乳房内部を画像化する
ことで、正常乳腺と乳がんの鑑別や
拡乳房内部でのがりを診断するのに
大変役立ちます。

乳房造影MRI検査はなぜうつ伏せで行うの?

MRI検査は仰向けに寝て行うイメージがあると思いますが、 乳房のMRI検査は2つの穴が開いた台のような装置(コイル)を置き、 穴に乳房を入れるようにうつ伏せに寝て検査を行います。
うつ伏せで検査する利点として、

  • 胸壁がコイルの台で固定されるので、呼吸の動きの影響を受けにくい
  • 乳腺が下垂し伸展されるため、病変と乳頭との位置関係や乳管に沿って拡がる病変の観察が行いやすい

などがあります。

時間は30〜40分程と長く、体勢も辛く感じる検査かと思いますが、 できるかぎり楽な姿勢で検査を受けていただけるよう努めております。 不安やご質問がある際は気軽にお声掛けください。


放射線部

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